
最大100万円!?三重県の奨学金返済支援制度の実態
大淀支店の土屋です。本日は、三重県が実施している奨学金返還支援事業についてご案内いたします。詳細は三重県の公式サイトでご確認下さい。
夢のような制度?
生命保険文化センターのデータによると、令和4年度時点で、大学に通う学生の50%以上が奨学金(つまりは借金)を利用しています。奨学金の返済に追われている若者にとって、「最大100万円が返済に充てられる」というのは本当に魅力的なニュースです。全国で似たような制度がありますが、三重県でも実施されています。
でもよく読むと、条件は意外と厳しいので注意が必要です。
どんな制度?
・奨学金返済額の 1/4(上限100万円) を助成
・日本学生支援機構(JASSO)の奨学金が対象(銀行の教育ローンなどは対象外)
・支給はすぐではなく、卒業・就職から4年後と8年後の2回に分けて
誰が対象?
【学生の場合】
・令和8年3月31日時点で最終学年 or その1年前に在学
・現在の居住地は県内でも県外でもOK
・卒業後に三重県内に住み、三重県内の企業で働く
【既卒者の場合】
・令和8年3月31日時点で三重県外に住み、三重県外で働いている人が対象
・令和8年3月31日時点で三重県内に既に住んでいる、または働いている人は対象外
・Uターン・Iターンで「三重に移住+就職」する人向け
年齢制限+人数制限もあり
・令和8年3月31日時点で35歳以下
・つまり中堅世代以上は対象外
・募集人枠は150人(一般110人、南部地域優先枠 40名)、要は抽選
ここが“落とし穴”
・既卒者は「今すでに三重にいる人」は対象外
・学生も「卒業後県外に就職」したら対象外
・「すぐお金がもらえる」制度ではない
・県内で 最低4年間働き続ける 必要がある
要するに、
→現在学生の場合は、卒業後に三重県内で働いてくれる人
→既卒者(既に社会人)の場合は、今は県外で働いてるけど今後県内で働いてくれる人だけが支援を受けられる仕組みです。
まとめ
・最大100万円の助成は大きい!
・でも、誰でも簡単にもらえる制度ではない
・学生なら「卒業後の進路が三重県」、既卒なら「三重県への移住・就職」が必須条件
メッセージはシンプル。
「三重県に住んで働いてくれるなら、奨学金を最大100万円軽くしますよ」
これが制度の本質です。
既卒者の方は対象者が限られますので、現在学生の方のほうが使いやすい制度になるとは思います。ご自身やご家族が対象になりそうであれば、是非三重県までお問い合わせ下さい。
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